医薬翻訳サービス

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2014-02-10から1日間の記事一覧

通訳者は英単語のシンボルを把握すべし

「心を読め」はRead his mind. となる。また「腹を読め」という場合にも使われる。しかし、「腹のある人」なら、a big-hearted man とheartが使われるか、heartを外して単にHe's big. だけでもすまされる。腹芸(the haragei)となると、a game of psychology…

アムジェンやジェネンテックの台頭 → バイオ医薬品市場の過熱

新しいビジネスモデルとは何でしょうか? 簡単な回答はありません。大手製薬企業が手探りで取り組みを始めた段階です。まず、これまであまり取り組んでこなかった市場に目を向け始めました。ブロックバスター狙いを見直し、手薄だった患者の少ない病気の薬の…

医薬品開発は野球と同じ:ホームランを狙いすぎると打率が下がる

製薬企業の経営陣の最大の関心事の1つである「研究開発の生産性」の問題です。過去十数年、米国製薬工業協会(PhRMA)の所属企業の研究開発費は一貫して上昇していますが、米国で承認された新薬の個数はむしろ低下傾向にあります。厄介なことに、実は…

バイオックス問題→大手製薬企業の萎縮、FDAに対する批判

2004年9月に、米国のメルクは、前年に世界で25億ドル(3,000億円)売り上げた鎮痛剤バイオックスの販売停止を発表しました。臨床試験でバイオックスを18ヶ月以上服用した被験者では、プラセボに比べて心筋梗塞などの重篤な心疾患のリスクが2倍に高まること…

特許切れが巨大製薬企業の合併をもたらす

2000年代に入り巨大製薬企業のビジネスモデルにほころびが見え始めます。ここでは、ブロックバスターの特許切れと、バイオックスの副作用問題をキーワードにその変造をたどっていきます。 米国では、医薬品の特許が切れると安価なジェネリック薬が上市され、…

ファイザーはリピトールの臨床試験に830億円を投入した

製薬企業の黄金時代には、企業規模がモノを言いました。ブロックバスターの開発にはお金がかかります。ブロックバスターは対象患者の裾野が広く、承認のために行う臨床試験が、数千人から1万人以上の被験者を集める大規模なものになるためです。新薬開発に…

ブロックバスターの量産:FDAがユーザー・フィーに依存

世界最大の米国市場を中心に医薬品業界のこれまでと今後の課題について見ていきましょう。製薬企業は90年代半ば以降、1剤で10億ドル(約1,200億円)の年商を超えるブロックバターに成長が牽引される黄金時代を築きました。しかし、2000年代に入ってそれまで…

医薬品の世界市場:ブロックバスターの量産が主な攻撃法

日本の製薬企業は、最近になるまで世界市場からは孤立した日本市場に立脚して独自の道を歩んできた感があります。しかし、薬は国民を選ばないため、医薬品ビジネスは本質的にグローバルな展開が可能です。国内メーカーを保護する日本政府も徐々に門戸を開い…

英語を武器にする通訳者の心得:principle (道)とtechniques (術)

武蔵は二天一流の根本を、低きにつく水の心を手本として、その原理を『五輪書』水の巻で著した。 〈水を本として、利方の法をおこなう〉 地の巻が英語でいうrigid principle (固い原理)を説くものとすれば、水の巻は、兵法のflexible principle (柔軟な原…

医薬開発:化合物探索から製品化までの成功確率は0.001%

医薬品の研究開発費は大手製薬企業の平均で売上高の17%を占めるため、これが利益水準を大幅に押し下げていることは碓かです。 研究開発費は、個別製品の売上動向とは無関係に計画されることが多いと思われます。「多くても売上高の20%をメドに」などと全社…

 日系製薬企業の米国進出:海外展開時のビジネス形態

日本の製薬企業が、海外特に米国市場に進出する際には、ビジネス形態を選択する必要があります。大きく分けて、ライセンスアウト、共同販売、自社販売の3つの形態があります。ライセンスアウトすれば、自社による開発費の負担がなくなります。ライセンス先…