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2014-02-14から1日間の記事一覧

小腸で免疫を刺激し、大腸で発ガン物質を抑える乳酸菌

ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、人体にとっては異物に違いありません。小腸に達した乳酸菌は、体内に入るとすぐマクロファージに捕食されるものと考えられます。実際、ウサギの腸内に乳酸桿菌(カゼイ菌)を注入して数時間後に腸管粘膜組織を電子顕微鏡…

小腸は人体最大の免疫器官

ヨーグルトなどで乳酸菌をとると、T細胞によるインターフェロン-yの産生能が高まり、NK細胞が活性化することがわかっています。免疫の仕組みからすれば、こうした乳酸菌の持っている免疫を高める効果は、マクロファージを乳酸菌が刺激することによってリ…

ガン細胞攻撃の引きがねを引くマクロファージ

マクロファージはみずからガン細胞を攻撃しますが、このとき自分では分解しきれない抗原、つまりガン細胞のかけらを細胞膜の表皮から突き出して示します。 マクロファージのこの働き(抗原提示)により、ヘルパーT細胞やB細胞に標的とすべき抗原が認識され…

100個のリンパ球が束になって1個のガン細胞をやっつける

全身の骨の内部は骨髄と呼ばれるトロトロした赤い液体で満たされ、骨髄に含まれる1種類の幹細胞が分化して血液中の細胞がつくられます。血液細胞は赤血球、白血球、血小板に分かれますが、このうち白血球の多くが免疫細胞として働くのです。 白血球は、細胞…

ヨーグルトを毎日食べたら、体の免疫力が高まった

ヨーグルトを長期間食べ続けると、体の免疫力にどのような効果があらわれるかを調べた臨床試験があります。健康な人24名に4ヵ月間、毎日450gのヨーグルトを食べてもらったのですが、結果は体内でインターフェロン-y(カンマ)をつくる働きが、食べる前…

インターフェロンの体内産生を高める乳酸菌

乳酸菌を含む食べ物と聞けば、すぐ思い浮かぶのがヨーグルト。でも、乳酸菌はもっと身近な存在です。日本人が日ごろ親しんでいるみそ、しょうゆ、漬け物などにも乳酸菌は含まれています。京都バストゥール研究所の岸田綱所長はかぷの漬け物「すぐき」からラ…

発がん物質を含む植物:わらび、ふきのとう、そてつの実、コンフリーの根など

山野に自生する植物のなかで、わらび、ふきのとう、そてつの実、コンフリーの根などから発ガン物質がみつかっています。 わらびに最初に発ガン性が見いだされたのはトルコで、わらびの生えている牧場の草を食べていた牛が膀胱ガンによるものとみられる血尿症…

膀胱癌の原因物質:インドール、OPP、BHA、サッカリン、トリハロメタン

④インドール タンパク質が腸内菌の働きで代謝され、生成する物質です。ある種の芳香族アミンと一緒にハムスターに与えると、インドールがプロモーション作用を発揮して膀胱ガンを促進することがわかっています。 ⑤OPP(オルトフェニルフェノール)、OP…

膀胱ガンの原因物質:タール、ニトロソアミン、ヘテロサイクリックアミン

①タバコのタール タバコのタールには現在知られているだけで4000種類もの化学物質が含まれ、自動車の排気ガスにも含まれるベンツピレン、すぐ後で述べるニトロソアミン、また職業性膀胱ガンの原因物質として見いだされた芳香族アミンなど、そのI%以上に発…

職業性膀胱ガンについて

動物実験で発ガン性が証明されている化学物質のなかで、疫学的調査などから人間に対しても発ガン性ありと断定できるものは案外少なく、WHOの国際がん研究機関の評価によれば、50種類にすぎません。 このなかで、人間に膀胱ガンをつくることがはっきりして…

乳酸菌製剤で膀胱ガンの再発が25%も低下した

患者さんの「クオリティ・オブ・ライフ」を重視した治療法が次々に開発されています。なかでも、表在性膀胱ガンに対する経尿道的切除術は、膀胱を温存するとともに、おなかを切らずにガンを切除できる点で患者さんの肉体的心理的負担を非常に軽くした方法と…

膀胱全摘除術、回腸導管造設術、代用膀胱形成術

▼「膀胱全摘除術」とはどんな手術? 男性の場合は膀胱と尿道、前立腺、精嚢を、女性の場合は膀胱と尿道を、周囲の脂肪組織とともに摘出する手術です。根治をはかるために、転移の疑われる骨盤リンパ節の一部ないしすべてをとり除く手術もしばしばあわせて行…

経尿道的切除術、BCG膀胱内注入療法、膀胱壁部分切除術

▼「経尿道的切除術」とはどんな手術? 尿道から挿入した膀胱鏡でガンをみながら、先端についた切除ループと呼ばれる電気メスでつけ根から削りとる手術で、表在性膀胱ガンにのみ有効です。 最近では電気メスにかわってレーザー光を照射してガンを焼灼する(焼…

膀胱がんの初期検査:尿細胞診、膀胱鏡検査、経尿道的生検

膀胱ガンが疑われるときにまず行われるのが、尿細胞診と膀胱鏡検査です。 ▼「尿細胞診」とはどんな検査? 患者さんから採取した尿に、膀胱壁からはがれ落ちたガン細胞がまじっていないかどうか、顕微鏡で調べます。検尿だけですむので、負担のかからない検査…

表在性膀胱ガンの約80%は再発を繰り返す

膀胱は腎臓でつくられた尿を一時的にためておく袋状の臓器で、大人で300~500mgほどの容量があり、袋の内側が粘膜、次に粘膜下組織、その外側を筋肉の層が包んでできています。 左右に一対ある腎臓は血液を濾過して体に必要なものと不要なもの、有害な…