医薬翻訳サービス

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2014-03-30から1日間の記事一覧

正社員ではない派遣MRが誕生

ここ十数年の医薬品業界の変わりようは激しい。MRの世界も例外ではなく、その第一波は流通改革とともにやってきた。 一九九〇年代前半まで、製薬メーカーのMRの主な仕事といえば、医療機関への自社製品のPRと納入価の交渉であった。製品のPRは当然の…

MRの役割

MRとはメディカル・リプレゼンタティヴの頭文字をとったもので、製薬企業の医薬情報担当者を指す。その人数は、製薬協加盟企業だけをみても五万人を超える数に達し、米国におけるMRの人数より多いといわれている。 こうした職種は他業界にはない。では、…

ドラッグ・インフォーメーション(DI)とは?

最近の科学技術の進歩は著しい。医学・薬学も例外ではなく、新しい作用をもった医薬品、より効果のある医薬品が次々に登場する。それまで使われていた薬に新薬が加わって、現在の薬価基準には約一万五〇〇〇種近い医薬品が収載されている。医薬品の内容を熟…

プロモーションコード:医薬品業界の憲法

プロモーションとは宣伝による売上促進、コードは規範・規則のこと。つまりプロモーションコードとは、製薬企業が宣伝活動を行なう際の規範である。 医薬品は生命関連商品であるから歪んだ宣伝は許されない。しかし、過去には問題となる行為が時として発生し…

抗エイズ薬は実現するのか?

エイズ患者は減少のきざしをみせていない。その治療費は個人の負担に耐えるものではなく、先進諸国はエイズ対策に膨大な金額を投入している。 当然ながら、世界の製薬企業は、より効果的なエイズ予防薬や治療薬の開発にしのぎを削っている。もっとも効果のあ…

ドラッグ・デリバリー・システム、略してDDSについて

薬はふつう口から飲んだり、静脈に注射して使う。だがこれらの方法は、薬によっては極めて効率が悪いことがある。たとえば制ガン剤を注射すると、そのほとんどが正常な組織にいってしまい、肝心のガン組織には少量しか運ばれない。このためガンを完全に殺そ…

プラシーボ(偽薬)効果と二重盲検試験について

薬が効果を発揮するのは、その薬理作用による。そこで厚生労働省に薬として認めてもらうためには、クスリ候補に薬理作用のあることを証明しなければならない。だが、単にクスリ候補を与えて病気が治った症例だけでは、薬理作用の証明にはならない。なぜなら…

治験は新薬開発の最後のステップ

新薬開発の第一段階は新しい化学物質をつくり出し、薬としての可能性のあるものを選び出すことである。これが新薬の探索。 第二段階は「前臨床試験」で、動物で毒性や薬理・薬効・薬の形などを研究し、その結果を総合的に評価して、ヒトに使った時の安全性を…

新薬開発のプロセスと期間・費用

画期的な新薬を開発すれば、その会社の業績は大きく伸びる。だが、新薬はそう簡単には世に出てこない。既存の薬を改良する場合は別として、合成や発酵で新しい物質を一万個つくっても、実際に薬として登場するのは一個程度にすぎない。 薬が誕生するまでの過…

製薬企業のほとんどが中小企業である理由

製薬企業は多品種少量生産の宿命を負っている。このため大手の製薬企業でもすべての医薬品を生産するのは不可能で、ここに中小の製薬企業が活動する余地が生まれてくる。 薬の製造所の数は、二〇〇四年の時点で、全国で一七六八か所。このうち従業員数が五〇…

各製薬会社のフィランソロピーについて

フィランソロピーはギリシア語の人間愛を意味するフィランソロフィアからきた言葉で、営利を目的としない企業・個人の社会的貢献をいう。米国の企業ではこうした活動が盛んだ。 一方、同じ社会的貢献でも企業の芸術文化を支援する活動をメセナという。フラン…