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インドの後発薬大手、ランバクシー・ラボラトリーズと提携

 エーザイの抜群の知名度から一定の販路や売上げは確保しているが、やはり共食いが怖いのだろう、MRは四〇人程度、取り扱い商品も四〇品目程度にすぎない。

 大原薬品などジェネリックメーカーと組んで取り扱いを増やしているが、この程度の数ではとても本腰を入れているとはいえないし、しかも、共食いを避けるためエーザイが得意とする神経系や消化器系の周辺分野に限定されているため、ジェネリックを使う側の病院にとっては使い勝手が悪いのも事実。

 さらにジェネリックを扱っているということで本体のエーザイの営業にも影響が出かねないと、まだまだ本格的な取り組みは先になるだろう。

 同様に田辺製薬ジェネリックビジネスに取り組むことを宣言している。

 具体策は明らかになっていないが、タナベブランドを活用したものになることは明らかで、一年ほどかけてビジネスモデルを作り上げていくとしている。

 田辺製薬の場合はエーザイより状況は深刻で、同社は実に足かけ五年にもわたって自社開発の新薬を出していない。主力の関節リウマチ薬「レミケード」は好調だが、新薬が出せないことには大きく売上げを伸ばせず、ジリ貧になるばかり。長期収載品の比率が三割を超え、導入品ばかりでは新薬メーカーの名が泣く。

 かつては大正製薬との合併に合意する(後に破談)など、現状をブレイクスルーする意欲は高く、その一環としてのジェネリックヘの取り組みといえる。

 キョーリンの取り組みはさらに本格的で、〇五年五月にジェネリックメーカーの東洋ファルマーを買収して子会社化したのだ。新薬はやはり子会社とした杏林製薬で行うという両面作戦を取る。

 その本気度は東洋ファルマーのリストラという形でうかがえる。

 すなわち、買収時に四二〇品目ほどあった東洋ファルマーのジェネリック医薬品を二〇〇七年までに約半分の二五〇品目程度に絞り込むとしたのだ。売れ筋を中心に残し、販売量の少ないジェネリックは扱いを修正していくことで利益の出せる体質を確保するという狙い。もとより、一一年にジェネリック会社も先発薬が扱うすべての容量をそろえなければならないという規制に対応したものでもある。          。

 また、東洋ファルマーのMRは約三〇人だが、これを早期に七〇人まで増やす意向。さらに杏林製薬の約六三〇人のMRと連携して有機的な情報提供や営業を重ねていくとしている。さらに、医薬品開発も杏林製薬から出向させて開発力を高めるなど、ジェネリックヘの強化も怠りない。

 新薬分野とジェネリック分野がうまく提携し連携していけば、相乗的な戦力アップにつながり、共食いもなく成長していける、キョーリンの取り組みはそのモデルケースとなる可能性がある。

 あるいは日本ケミファはインドの後発薬大手、ランバクシー・ラボラトリーズと提携し、日本での販売を進めている。日本ケミフアは酸性尿の改善薬など先発薬でも知名度が高く、潜在力の高いインド企業と組むことで、分野の拡大に取り組む。