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インドのトレント・ファーマスーティカルズ社

日本市場で台風の目になりそうなのがインド系企業だ。

 インドのトレント・ファーマスーティカルズ社は〇八年にも自社のジェネリック医薬品を発売する予定だし、大手のランバクシー・ラボラトリーでも、提携している日本ケミフアを通じて糖尿病治療薬など三製品を〇七年中に発売する予定。

 ザイダスグループも循環器や鎮痛剤など二〇品程度の製品を発売する予定で治験を始めており、二〇一五年までに年間売上局約二〇〇億円を目指す。販売は国内のジェネリックメーカ

ーなどに委託する考えで、現在、複数の企業と交渉中という。

 さらに中堅のルピン社はジェネリック中堅の共和薬品工業と提携し、共和薬品の一部製品の開発、製造を受託している。

 このように活発な動きを見せているインド企業の特徴は、驚異的なコスト競争力。

 製品ロット数にもよるが、日本メーカーのおよそ半分のコストで生産できるという。低価格が生命線のジェネリックにとっては、彼らが本格的に日本市場に取り組んでくると、勢力関係が一変することは明らか。

 さらにインドには長く物質特許がなかったため、同じ成分で形状や製法を変えて新薬として発売してきた。そのノウハウの蓄積がジェネリックにとっては大きな威力となるだろう。

 現実にインドのランバクシー社は日本ケミフアの子会社だった日本薬品工業に五〇%の資本参加を果たしており、役員の半数をランバクシー社が占める。ここを足がかりにして、本格的に攻勢に出るつもりなのは明らかだ。