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fixとrepairのネイティブ流の使い分け

 

 fixはもともとはrepairとほぼ同意のスラングと考えられていたのだが、現在ではもはやスラングの域を越え、「直す」という意の正しい語として広く受け入れられている。

 ただし、どちらを使ってもかまわないかというと、これがそうでもない。この2つには微妙なニュアンスの違いがあるのだ。

 fixとrepairのネイティブ流の使い分けをご紹介しよう。
fixは素人レベルの修理や単純な修復に使うのに対し、repairは職人や技術者の手を要するというニュアンスがあり、より高等な感じがする。
 たとえば、こんなセリフが可能。
 ■ Instead onryil・g to fix it yourself, why don't you have it repaired?

  自分で直すのはやめて、修理を頼んだら?

 「ジェットエンジンを修理しなければ」と言うつもりで、We have to fix the jel engine.などと言うとネイティブには不自然に聞こえる。ジェットエンジンを修理するには高度な技術が必要なのだから、We have to repair the jel engine.と言うのがごく自然。

 また、単純な修復の場合はfixを使うのがふつう。たとえば、「(割れた)カップを直した」なら、fixを使ってl fixed the cup.と言うとぴったりくる。 l repaired the cup.でも問違いではないが、直すのになにか特別なテクニックを要したかのように聞こえてしまう。

・This belt is too old to fix.
 このベルトは古すぎて直せない。

・ This TV is too old to repair.
 このテレビは古すぎて修理できない。

最後にわかりやすい例で比較してみよう。

「夫は車を修理しています」
①My husband fixes cars・
②My husband repairs cars.

 ①は趣味で車を修理している。②は仕事で車を修理している感じ。


『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』 David A. Thayne