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wonderfulとexcellentのニュアンスの違い

 どちらも「すばらしい」という意味でなじみのある単語。実はこの2つ、微妙なニュアンスの違いがあり、使い分けが可能なのだ。

 まずはexcellentから。この語は他と比較、分析した上で「すばらしい」と、レベルの高さをたたえるときに使うのがふつう。感激しつつも、どこか冷静さを保っている感じ。

 wonderfulは、比較どうこうではなく、単に自分の反応の問題。レベルとは無関係に「すばらしい」。

 レストランの料理をほめて、This is excellent. (この料理はすばらしい)と言った場合、その料理をつくったシェフのテクニックをたたえるニュアンスが強くなる。他と比べてレベルが非常に高い、ということ。これは食通の人がいかにも使いそうなひとことである。

 たとえば、This wine is excellent. (すばらしいワインですな)などと言えるのは、かなりのワイン通。

 いっぽう、This is wonderful.と言った場合、これは純粋に「すばらしい」とほめている感じがする。

 わかりやすい例で比べてみよう。

「彼はすばらしい教師だ」
①He is a wonderful teacher.
②He is an excellent teacher.

 ①は、スキルがどうこうということとは関係なく、とにかく生徒からとても愛されている感じ。

 ②は、教師としてのスキルが高い感じ。生徒から愛されているかどうかは別の話。

 あなたにはどちらの先生が多かったですか。

ハーバード大学はすばらしい」
①Harvard is wonderful.
②Harvard is excellent.

 ①は卒業生や大学関係者が言いそう。つまり、よく知っている人にしかwonderfulかどうかはわからない。

 ②は卒業生でなくても言える。ハーバード大学がexcellentだということは、アメリカ人なら誰でも常識として知っている。

 

 

『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』 David A. Thayne