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「声が大きい」の形容詞はbig、それともloud?

「声が大きい」と言いたいとき、形容詞はbigなのかloudなのかで悩んだことがある人って、意外に多いのでは。実はこの2つの形容詞、使い時に明らかな違いがある。

 bigはふつうに「大きな」の意で、ネガティブなイメージはないが、loudは「不快なほど大きな」「騒々しい」というネガティブな意味合いで使うのがふつう。

 次の例を見てみよう。

「彼は大きな声をしている」
①He has a big voice.
②He has a loud voice.

 ①は声の大きさをほめていて「彼は大きないい声をしている」の意。②は耳障りな大きな声を迷惑そうに語る感じで

「彼は不快なほど大きな声をしている」の意。

 したがって、Try to talk in a big voice. (大きな声で話して)とは言えるがTry to talk in a loud voice.とは言わない。これでは、「無理に耳障りな大声を出せ」と言っているようなもの。

You have a big voice. You should be an announcer.
 大きないい声をしているね。アナウンサーになれますよ。


You have a loud voice. You're disrupting everyone.
 やかましい声だな。みんな迷惑してるよ。

l wish l had a big voice.
 もっと声が大きかったらなあ。

l wish you didn't have such a loud voice・
 君がそんな騒々しい声じゃなければいいのに。

 ただし、l heard a big noise.とl heard a loud noise.は、どちらもネガティブで「うるさい音を聞いた」の意。これはnoiseがもともと「騒音」というネガティブな意味なので、形容詞がbigだろうとloudだろうと同じニュアンスになる。

 noisyも「騒々しい」「やかましい」の意でネガティブ。

Don't be so noisy.
 やかましい!

This computer is noisy.
 このコンピュータ、音がうるさい。

 

『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』 David A. Thayne