医薬翻訳サービス

薬理学、生化学、統計学に精通した翻訳士が対応いたします

someとanyのニュアンスの違い

 

「いくらかの」「多少の」と言いたい場合に英語を覚えたての人が必ず迷うのがsomeとanyの使い分け。どちらでもかまわないと思っている人が多いようだが、この選択を間違えると、文のニュアンスが変わってきてしまうこともあるので気をつけたい。

 まずは基本的なルールから。 someはポジティブなシチュエーション、anyはネガティブなシチュエーション(主に否定文)で使うのがふつう。

 いくつか例を見てみよう。

l don't have any money・
 お金がもうない。

l have some money・
 少しお金がある。

l don't have any idea.
 さっぱりわからない。

l have some ideas.
 いいアイデアがあるよ。

l don't have any friends here.

 ここには友だちがひとりもいない。
l have some Mends here.

 ここには友だちが何人かいる。

 このように「少しも~ない」「なにも~ない」などと述べるときにはanyを、「いくらか~がある」と肯定的に述べるときにはsomeを使う。

 次に、疑問文で「~はいくらかあるか」と尋ねるときのanyとsomeの使い分けを見てみよう。

 anyは「少しでも」「ほんのちょっとでも」といったニュアンスで、どちらかというと「ないだろうけど」「ないとは思うけど」という非常に消極的な含みがある。

 いっぽうのsomeは「いくらか(まとまった)」「少し(まとまった)」のニュアンス。

「少し時間ある?」
①Do you have any time?
②Do you have some time?

 ①は、「無理だとは思うんだけど、ほんのちょっとでもいいから時間ない?」のニュアンス。これは多少なりとも相手にプレッシャーを与える言い回しで、このあとにl really need your help. (手伝ってほしいんだけど)などと、余計な仕事を押し付けてくるのではないかと勘ぐりたくなる。

 いっぽうの②は、なんの含みもなく「少し(まとまった)時間あるの?」とふっうに尋ねるニュアンス。

 たとえば、Do you have some time? Why don't you goshopping then? (少し時間あるの?それなら、買い物でも行ってきたら)といった具合に使う。

ls there any money left?
 少しでもいいからお金残っていないの?