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抗喘息薬の市場は魅力的:ロイコトリエン受容体拮抗薬の普及

 

 じんましん、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患の拡大が続いています。その中でも、致死性の特徴も持ち合わせているのが喘息です。ハウスダストなどで引き起こされるアレルギー反応により、気管や気管支が収縮して息ができなくなります。現在では、①喘息の発作を抑える薬剤と、②喘息の発作が起こるレベルを日常的に抑えておく薬剤の開発が進んでいます。急性期の発作をしずめる薬剤(①)として吸入ステロイドの開発が進み、慢性期の発作レベルを低下させる薬剤(②)として、ロイコトリエン(LT)受容体拮抗薬が使われてきています。

 LT受容体拮抗薬の登場から、日常生活における喘息発作のレベルを下げておくことが可能となり、喘息患者の死亡率が再度低下してきています。今後も、LT受容体拮抗薬の普及により、喘息治療の選択の幅が広がり、患者への恩恵が予想されます。

 喘息は、小児でも成人でも発症する疾患です。また、完治の難しい疾患であり、長期間の服用が必要な薬剤です。製薬企業からすると魅力的な薬効領域です。