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アトピー性皮膚炎がわるくなるとぜんそくがよくなる!?  

 

 たしかに医師はそういう患者さんを外来でよくみかけるそうです。交代ででる子と、同時にでる子がいるということについては、なぜおきるのかははっきりとわかりません。この現象の原因と考えられるいくつかの理由があります。

1 アレルギーマーチ

 小児ではアレルギーマーチといって、マーチ(行進曲)のようにつぎつぎと症状があらわれることがあります。一般的に、乳児期にアトピー性皮膚炎があると、そのアトピー性皮膚炎がなおる二~三歳になって、ぜんそくに変わっていくといわれています。またそのぜんそくも六~十歳ごろになおっていく子どもさんが多いのですが、そのさいアレルギー性鼻炎がはじまることもあるといわれています。この順序が最近では逆になるケースもふえています。ぜんそくの子どもさんがアトピー性皮膚炎を同時にあわせ持つ割合は約三〇パーセントといわれています。

2 カゼと間違えられるぜんそく発作直前の鼻水

 ぜんそくの発作があらわれる直前に、急に鼻水がたくさん出てカゼをひいたなと思っていると、まもなくセキと喘鳴があらわれ、ぜんそくの発作がはじまることがありますが、そのときあれだけ出ていた鼻水がいつのまにか止まっていることがよくあります。

 このように、同じアレルギーの病気でありながら、皮膚、鼻、気管支とそのアレルギー症状がああわれる場所がどんどん変わるのです。あたかもからだのなかにアレルギーの仕事をする職人(細胞:主にに好酸球とか肥満細胞)が、今日は気管支、明日は皮膚と、日決めの仕事をしているようでもあります。

 この現象を何か命令しているのかはまだまだ不明です。人によってアレルギーがでる場所も、ていども、わるくなる原因も、なおり方も、効くくすりも違うわけですから、人間のからだというのは本当に不思議です。

いくつものアレルギー症状が行進曲のようにつぎつぎあらわれることがある