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コラーゲン注入の持続期間は約六か月から一年、少量をときどき補給するのがコツ

 

●コラーゲンは体内で少しずつ吸収される

 注入されたコラーゲンには、体内で少しずつ吸収される性質があります。コラーゲンは子牛の皮膚から採取され、人体にアレルギー反応を起こすといわれているテロペプチド部分を除去したのちに精製したものですから、体内で吸収されてもまったく心配なく安全そのものの素材です。

 シワ取りの効果期間は半年から一年ぐらいは持続します。そして一度注入すれば、一年後に全部吸収されてシワが元に戻ってしまうということはなく、たいてい基礎にコラーゲンが残りますから、次回からは少量で済みます。注入に慣れている患者さんは、気になる部位に少しずつ補給しています。できれば一度に全部治療しないで、様子を見ながら少しずつ注入していくほうが効率的です。

 コラーゲンのシワ取りといっても、あまり効果のない部位もありますから要注意です。目じりのシワなどは見ている問にきれいに盛り上がりますが、眼下のクボミや首のシワについては、やめておくほうが無難でしょう。

 その理由は、眼下の周辺に注入したコラーゲンは、ともすると粟粒かゴマ粒のように固まりやすいからです。すべての患者さんがそうだというわけでなく、これにも個人差がありますが、一般的にその部位のコラーゲンは固まりやすく、なかなかきれいにいかないのです。経験的に結果が思わしくないため、私はたいていお断りしています。

 六十代以降になると、口の両側にできる腹話術の人形のような線を消してほしい、上唇にできる梅干しばあさんの縦ジワを取ってほしいという患者さんがぐんと増えます。このような症状は比較的簡単に治りますが、あまりシワが深くならないうちに治療しておくほうがよいでしょう。

 シワを取ったあとの化粧ですが、翌日からはふつうにしても問題はありません。お仕事を休んだりする必要はありませんから、気軽に考えていただいて結構です。

 痛みもなく、短時間で治療ができ、治療後もすぐに化粧できるとなれば、とくに構える必要もなく、「ちょっとシワを取ってくるわ」と、近所に出かける程度の気軽さでなさってください。


●顔にできた四、五センチのヘコミも二、三回の注入で復元

 ニキビあとの凹凸や傷によってできたヘコミについては、コラーゲン注入はかなり有効です。ニキビあとの凹凸の治療は、まず、炭酸ガスレーザーで縁をきれいにとります。そのあとで、コラーゲンを注入しますが、それによってかなりきれいにはなりますが、一〇〇パーセントの治癒は難しく、七〇パ-セントぐらいと考えてください。

 一方、額などにできた四、五センチのヘコミでも二、三回の注入でかなり復元します。顔についた傷あとのヘコミは容易にカバーしきれないだけに、心の傷になって苦しい人生を送ってきたと告白した方もありました。その方は新たな人生の第一歩を踏み出せると喜びの涙を流していました。

 コラーゲンは吸収されてしまいますから、ヘコミにはかなりの量を注入することになりますが、ときには三か月でそれが吸収されてしまうケースもあり、そのような患者さんには次回の治療費は半分にするそうです。